~《債務控除》関係 その2 葬儀費用について~

税理士・不動産鑑定士の説田です。

今週も税理士法人BLUEのホームページにご訪問くださいましてありがとうございます。

10月も終わりですね。秋が深まって参りました。

今週は、債務控除の「葬儀費用」について学んで行きたいと思います。

〔葬儀費用〕

(葬式費用) 13-4

 法第13条第1項の規定により葬式費用として控除する金額は、次に掲げる金額の範囲内のものとする。

(昭57直資2-177改正)

(1) 葬式若しくは葬送に際し、又はこれらの前において、埋葬、火葬、納骨又は遺がい若しくは遺骨の回送その他に要した費用(仮葬式と本葬式とを行うものにあっては、その両者の費用)

(2) 葬式に際し、施与した金品で、被相続人の職業、財産その他の事情に照らして相当程度と認められるものに要した費用

(3) (1)又は(2)に掲げるもののほか、葬式の前後に生じた出費で通常葬式に伴うものと認められるもの

(4) 死体の捜索又は死体若しくは遺骨の運搬に要した費用

(葬式費用でないもの) 13-5

 次に掲げるような費用は、葬式費用として取り扱わないものとする。

(昭和57直資2-177改正)

(1) 香典返戻費用

(2) 墓碑及び墓地の買入費並びに墓地の借入料

(3) 法会に要する費用

(4) 医学上又は裁判上の特別の処置に要した費用

(墓碑の買入代金) 13-6

 被相続人の生存中に墓碑を買い入れ、その代金が未払であるような場合には、法第13条第3項本文の規定により、当該未払代金は債務として控除しないのであるから留意する。

次週もよろしくお願いします。

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