~贈与又は遺贈により取得したものとみなす場合について~

税理士・不動産鑑定士の説田です。

今週も税理士法人BLUEのホームページにご訪問くださいましてありがとうございます。

6月も中盤。今年も半分が過ぎ去ろうとしてます。早いですね。

今週は“贈与又は遺贈により取得したものとみなす場合”について学んで行きたいと思います。

(著しく低い価額の判定) 7-1 

法第7条に規定する「著しく低い価額」であるかどうかは、譲渡があった財産が2以上ある場合には、譲渡があった個々の財産ごとに判定するのではなく、財産の譲渡があった時ごとに譲渡があった財産を一括して判定するものとする。

(昭57直資2-177改正)

(公開の市場等で著しく低い価額で財産を取得した場合) 7-2

不特定多数の者の競争により財産を取得する等公開された市場において財産を取得したような場合においては、たとえ、当該取得価額が当該財産と同種の財産に通常付けられるべき価額に比べて著しく低いと認められる価額であっても、課税上弊害があると認められる場合を除き、法第7条の規定を適用しないことに取り扱うものとする。

(債務の範囲) 7-3

法第7条に規定する「債務」には、公租公課を含むものとして取り扱うものとする。

(昭57直資2-177改正)

(「資力を喪失して債務を弁済することが困難である場合」の意義) 7-4 

法第7条に規定する「資力を喪失して債務を弁済することが困難である場合」とは、その者の債務の金額が積極財産の価額を超えるときのように社会通念上債務の支払が不能(破産手続開始の原因となる程度に至らないものを含む。)と認められる場合をいうものとする。

(昭57直資2-177、平18課資2-2改正)

(弁済することが困難である部分の金額の取扱い) 7-5

 法第7条に規定する「債務を弁済することが困難である部分の金額」は、債務超過の部分の金額から、債務者の信用による債務の借換え、労務の提供等の手段により近い将来において当該債務の弁済に充てることができる金額を控除した金額をいうものとするのであるが、特に支障がないと認められる場合においては、債務超過の部分の金額を「債務を弁済することが困難である部分の金額」として取り扱っても妨げないものとする。

(昭57直資2-177改正)

やや判断が難しい処もあります。

次週もよろしくお願いします。

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